40女、自立への道

健康に過ごすためのあれこれ、日々のことを綴ります。

自立へのエクササイズ①

こんにちは。

今日は私が行った自立へのエクササイズについて書いてみたいと思います。

 

その前に、自立って。。。なんでしょうね。

 

 手元の国語辞典によると、「自分だけの力で行動し生活すること。ほかからの助けを受

けないでやっていくこと。」とあります。(「三省堂国語辞典第三版」より)

 

精神的自立、経済的自立という考え方もありますね。

 

 

38歳でアルバイト実家暮らしだった私は自立したいと願うものの、どうやったらよい

のか全く見当もつきませんでした。

 

もちろん一番てっとり早いのは、そこそこのお給料をくれるところにフルタイム就職す

ることです。

 

が、お金のためだけにあまり興味も持てない仕事に就くことはしたくありませんでし

た。

 

前職で凝りていたので、もう長距離通勤もやめたかったです。

 

そこそこの通勤距離で、そこそこの内容で、それなりにお給料くれるところ、となる

と、なかなかない。

 

書くことに興味があったので出版社や編集プロダクションには興味がありましたが、

編集者の長時間労働に耐えられる自信は全くありませんでした。

 

かといっていきなりライターになるというハードルは高過ぎました。

 

司書にはそこそこ興味がありましたが、当時司書資格も持っておらず、お金がないのと

母親に反対されていて司書講習を受けることが出来なかったので、勤めている自治体の

図書館嘱託員(司書資格必須)を受験することもままなりませんでした。

 

ちなみに通信講座には一度挫折しています。というか自分の性格的に通信は無理だろう

と踏んでいたので、私自身は最初から通学で取りたかったのですが、母親に無理やり申

し込まされてやはり出来ず、いったん貯金すべてを失っています。

 

これが図書館でバイトとして働き始めて3年目。3年の苦労が水の泡です。

ちなみに当時通帳は母親が管理していました。

 

他の自治体なら司書資格がなくても嘱託員を受けられるところがありますが、当時は

まだそのような知識も勇気もありませんでした。

 

どうしようもない状態を日々ぐるぐるぐるぐるするなか、どうやったら「自立」できる

んだろうと考えていた時、事件は起きました。 

 

当時職場で同僚の主婦の方に「自分でお弁当作ってるんですかー?」ときかれるたびに

若干恥ずかしいなと思いつつ「いえ、親が。」と答えていたのですが。。。

 

ある時その答えを聞いた方が、いいとも悪いとも言わずに「お弁当も作ってもらって」

「お弁当箱も洗ってもらって」とくり返したとき、私ははっとしました。

 

これではいかん。これでは大人にはなれない。いい年をして自分のお弁当も自分で作れ

ないのは恥ずかしい。

 

よし、今度からは自分でお弁当を作ろう。

 

と。

 

そこから私のお弁当作りが始まりました。

 

バイトを増やすことも就職することもできず、しばらくお金もない私にできることと

言えばそのぐらいでした。

 

お弁当作りはもちろん簡単ではありませんでした。

 

特に私は朝が苦手ですし、料理も特に好きでも得意でもありません。

 

でもこれしか道はないと思いつめ、頑張りはじめました。

 

そんな時、Eテレでやっていたティーン向け番組「オトナへのトビラ」が目に入りま

した。

 

その時のテーマは「自立」。

 

そこで尾木直樹先生が、

 

「自立するとは、身の回りのことを自分でできる、ということです。」

 

とおっしゃっていたのです。

 

これを見てからは家でのご飯づくりも積極的にするようになりました。

 

そしてカレンダーに今日作ったメニューを書き込み、やれたことを可視化するようにし

ました。

 

これが自信をつけるのに大きかったと思います。

 

またトイレ掃除も積極的にやるようになりました。

 

トイレ掃除はやるなとは言われなかったのと、本で「お金が入ってくる」というのを読

んだからです(笑)

 

そしてもちろんやったらすべてカレンダーに書きこみました。

 

書き込みが増えていくたびに、これだけやったんだ、やれたんだ、という自信と励みに

なりました。

 

結局これらは別の図書館に嘱託員で就職が決まって、図書館アルバイトをやめるまで、

約4年間、続けました。

 

 些細なことではありますが、このお弁当作りを続けたことが小さな自信を生み、その後

の大きな変化を呼び込むきっかけになったことは間違いありません。

 

もし今当時の私のように自立について迷っている方がいたら、身の回りの家事を自分で

することから始めてみてはいかがでしょうか?

 

掃除、洗濯、ゴミ出し、料理、お風呂洗い、お弁当作り、なんでも良いです。

 

始めるまではおっくうに感じるかもしれませんが、慣れてしまえばそんなに大変なこと

ではなくなります。

 

一つでよいので毎日続けることが肝心かと思います。

 

最初は自分が苦にならない家事が入りやすいかと思います。

 

私の場合は掃除でしたので、トイレ掃除が歴史的には先になります。

(まめにやりだしたのは後からですが)

 

さらに私自身の経験から言うと、得意なことよりも苦手なことをやったほうが、より

自信がつくと思います。

 

一緒に明るい自立への道を歩んでまいりましょう!!!

 

それでは今日はこのへんで。