40女、自立への道

健康に過ごすためのあれこれ、日々のことを綴ります。

グルテンフリー生活と小麦アレルギーについて

(2020年5月16日追記)

 

こんにちは。今回は小麦アレルギーとグルテンフリー生活について書いてみたいと思い

ます。

 

私が小麦アレルギーになったのは大人になってから。つい3,4年前くらいからです。

 

きっかけは夫と一緒に暮らすようになってからです。

夫がもともと小麦アレルギー持ちでした。

 

と言ってもそんなにはっきりしたものではなく、家である小麦粉料理を作って食べると

なんとなく具合が悪くなるなあ~と思う程度だったそうです。

 

それが私と一緒に暮らし始めてからだんだんと悪化。

 

それに伴い私もなんとなくグルテンフリー生活などしているうちに、どんどん小麦

アレルギーになっていったという感じです。

 

パン、うどん、そうめん、ラーメン、お好み焼き、焼きそば、クッキー、ケーキ、たい

やき、おまんじゅうなどそのものずばりが小麦で出来ているものはもちろん、そばなど

つなぎに小麦粉が入っているもの、てんぷら、フライドチキン、からあげなど衣に小麦

粉が使われているものもだめだったりします。

しかし衣系は小麦の種類やその時の体調、食べる量にもよります。

 

またオニオングラタンスープ、パフチョコなど中に小麦製品が入っているものもだめ

です。 〔2020年3月2日追記:パフチョコは同じ小麦アレルギーの知人もかなり強烈に

だめだとのこと。パフに使用されている小麦(おそらく輸入小麦)に原因があるように

思います〕

 

なぜか2人ともまあまあ大丈夫なのは餃子で、3,4個くらいなら特に具合も悪くなら

ずに食べられます。

 

私が小麦を食べて具合が悪くなったなという自覚がめばえたのは、家でうどんを作って

食べたときでした。食べてる最中や直後から、くらくらとめまいがしたのです。

しばらくすると治りましたが、あれ、これはもしかして。。と思いました。

 

次に小麦にアレルギーを起こしているなとはっきり自覚したのは、当時流行り始めてい

グルテンフリー生活を実施してみたときでした。

 

テニス選手ノバク・ジョコビッチグルテンフリーの本「ジョコビッチの生まれ変わる

食事」(2015年、三五館)を読み、小麦を絶つだけでこんなに体の調子が良くなるなら

やってみたい、と思ったのです。

 

当時身体は重いし、頭はぼーっとしていて、本を読んでも内容がすぐ入らないので、

同じ箇所を何度も読みなおすような毎日でした。

 

本に書いてある効果で魅力的だったのは、「頭がすっきりする」ことと「身体が軽くな

る」ことでした。

 

なのでこの本に書いてあるように、まずはお試しで「2週間小麦を絶つ」というテスト

をしてみることにしたのです。

 

まずは2週間小麦製品をとるのをやめてみて、体の変化を観察し、その後少しだけ小麦

製品を食べてみて、体調がおかしくなったらそれは合わないということ。

 

どこにどう出るかは人によって違うと思います。

もともと弱いところに出るようです。

 

実施後は出勤日でしたが、ちょうど休憩時間に人形焼きをすすめられたので、ためしに

食べてみました。

すると、、、その後すぐに頭痛がし始め、明らかにとても体調が悪くなりました。

仕事はなんとか済ませましたが、もうほんとに具合悪い、気分も最悪といった感じで、

これで私に小麦が合わないことがわかりました。

 

それからは、より意識的に夫婦ともども小麦製品をとらないグルテンフリー生活を実施

しています。

 

体調は明らかに前よりいいです。

 

本に書いてあった通り、頭がすっきりしたのと、体が軽くなりました。

 

本は、一度で内容が頭に入るようになりました。

 

身体も軽く、もともと駅ではエスカレーターではなく階段派ですが、たいして疲れるこ

となく軽快に登れます。

 

また、家でダンスができるようになりました。

といっても音楽に合わせて跳んだり跳ねたりしているだけですが、以前は体が重く、

しんどかったのです。これがまた若い頃のように軽々とできるようになりました。

 

このようにグルテンフリー生活は私にとっていいことだらけです。

 

これを機会があれば周りの人に言ってまわっているのですが、皆さんパンなどの小麦製

品が大好きで食べられなくなるのがいやだ、という理由でなかなかやろうとしません。

また、興味があっても小麦アレルギーになるわけではないので、なかなか続けられな

いと言います。

 

私は食べると体調が悪くなるので、否応なく続けることになっていますが、実はいやだ

と感じたことはほとんどありません。

 

そうめんやラーメンが好きだったので食べられなくなってさみしいな、というようなこ

とを思うときはありますが、小麦アレルギー体質でいやだな、とは思わないのです。

 

(2020年5月16日追記 現在は小林生麺というところのスープ付き麺をネットで買っ

て、そうめんもラーメンも作れるようになったので、問題はほぼ解決しています。

これがまたなかなかおいしく、満足です。そうめんのポイントは薬味をちゃんとそろえ

ること。欲を言えば、街のラーメン屋さんとかが米粉でも麺を作ってくれればな~とい

ったところですが、「全く食べられない」から「食べられる!」への変化が大きすぎる

ので、そこまで不満というほどのことはありません。おいしいスープ付きラーメンを発

売してくれた小林生麺さんに感謝です)

小林生麺→https://www.kobayashiseimen.jp/

むしろ健康的な生活を続けやすい体質でよかったな、と思います。

 

食物アレルギーとグルテンフリーの存在はだんだんと世間に認知、浸透してきているの

で、実は小麦製品には代用品がけっこう市販されています。

 

パンは米粉のパンがスーパーでも売っていますし(イトーヨーカドーやイオンの冷凍食

品売り場です。店舗によってはないところがあるので注意)、生協でも買えます。

(アレルギー対応食品のくくり。週によってはないときもあります。)

麺類もきびめん、あわめん、ひえめん、トウモロコシめん、米粉めん、などが市販され

ています。(きび、あわ、ひえは十穀米とかに入っている雑穀です。)

これらはスーパー(イトーヨーカドーやイオン)のアレルギーコーナーにあります。

また生協でもアレルギー対応食品として売っています。(うちはパルシステム

 

そうめんとラーメンを買っている小林生麺ですが、うどんやパスタなどもあり、全部な

かなか良いです。特筆すべきは、「そうめん」があることと、ラーメンのスープがかな

り本格的でおいしいということでしょう。うちでスープを作るのは大変ですが、このス

ープでラーメン屋さんに行った気分が味わえるので、ほぼ満足。)

小林生麺→https://www.kobayashiseimen.jp/

ケーキやクッキー、クレープなどのお菓子も米粉で作れますし、グルテンフリーのお菓

子の本や、お菓子そのものが市販されています。

(スーパーではイトーヨーカドーのアレルギーコーナーや生協にもあり。)

 (米粉のパン屋さんや、ケーキ屋さんにもあり)

米粉パン屋さん「こめひろ」→https://www.comehiro.com/(ネット通販あり)

米粉ケーキ屋さん→「はらロール」http://hararoll.jp/(カフェあり)

 

うちでもたまに作ります。

わりとよく作るのは米粉パンケーキですが、これもうまく作れば焼きたてはほとんど

小麦のものと変わりません。(2020年3月1日追記:最近はホームベーカリーで米粉パン

を焼いています。焼きたては普通においしく食べられます。米粉のパンは1日2日で

すぐ固くなってしまうので、冷凍保存がおすすめ)

 

まだ日本でグルテンフリーレストランは見かけず、小麦アレルギー対応をしてくれるレ

ストランや宿もほぼないので、自炊が増えますが、食の安全からしても、良いことだと

思っています。(ただしオリンピックでもっとグルテンフリーが浸透している外国人が

沢山やってきたらどうするんでしょう、とは思います。延期になりましたが。)

 

というわけで小麦アレルギーからグルテンフリーの話になりましたが、実は私は小麦ア

レルギーというよりはグルテンフリー生活をしている、といった意識で生活していま

す。

ただグルテンフリーと言ってもまだぴんとこられる方が少ないので、説明する際には

小麦が(アレルギーで)だめなので~といった言い方をすることが多いです。

 

するとたいていは同情されます。「パンが食べられないなんてかわいそうに」みたいな

感じです。

 

しかし、これは私にとってはちょっと見当違いの同情です。

 

もともとパンがそこまで好きというわけではないというのもありますが、私にとっては

小麦をとらないときの体調の良さのほうが、小麦製品が食べられないことのデメリット

をはるかに上回るメリットがあります。

 

また、外食時には確かに不便を感じますが、普段の生活ではそこまで不便を感じません。

旅行時にも宿によってアレルギー対応できるところとできないところがあり、できない

場合は確かに不便ですが、ここ最近はできるところが増えてきた印象です。

 

うちは夫が料理好きで、積極的に試行錯誤していろいろな料理やお菓子を作ってくれる

ということもありますが、さきほども言ったように今はいろんな代用品が市販されてい

るので、それらを買ったり、工夫すればたいていのものは食べられるからです。

 

お子さんの小麦アレルギーに1人で対応しなければならないお母さんは大変だと思いま

すが、あまりマイナスに考えすぎてしまわないでほしいなと思います。

むしろ一般の人よりも先に健康的なグルテンフリーの生活ができるチャンスを天から

与えられていると感じます。

 

小麦の害についてはジョコビッチの本にも書いてありますが、他にも本があります。

「『いつものパン』があなたを殺す」(デイビッド・パールマター著、白澤卓二訳/

三笠書房/1500円/2015年)です。

 

ちょっとセンセーショナルなタイトルですが。。

 

こちらは米国の精神科医が書いています。

興味があれば一読してみてください。実は私もこちらは買ったまま「積ん読」状態なの

で、これから読みたいと思います(笑)

 

読みやすいのはジョコビッチが自分の経験から語っている「ジョコビッチの生まれ変わ

る食事」(ノバク・ジョコビッチ著、タカ大丸訳/三五館/1400円/2015年)のほうかと

思います。新装版あり。

 

日本でグルテンフリー生活をしていくのはまだまだ大変かと思いますので、こちらのブ

ログでレシピ紹介、お店紹介などしていければと考えております。

 

またグルテンフリー食品は値段が高くなりがちなので、安全性と値段の関わりも重要

ですね。どの程度の価格なら安心、安全なものが買えるのかといったような。。

これらも考えていければと思っています。 

 

また、子育て世帯には特にこの価格帯がきついと思います。

もっとグルテンフリーが世間に浸透して、これらの食材が安く手に入るようになれば

いいなと思います。

 

それでは今日はこのへんで。