40女、自立への道

健康に過ごすためのあれこれ、日々のことを綴ります。

校正1日体験教室へ行ってきた

こんにちは。かわにんです。またしてもだいぶ時間があいてしまいました。

今年もよろしくお願いいたします。

 

さて、先日、校正1日体験教室に行ってきましたので、その様子を記録したい

と思います。

 

なぜ校正なのかというと。。

本当は文章を書いていきたいのですが、今のところ直接その道に入る勇気は

持ちあわせていない私。なので細々とブログを書いているわけですが、校正ならば

近い業界なのと、以前から読書していて表記ミスを発見することがよくあり、

もしかして向いているのではないか?と思っていたからです。

で、とりあえずがっつり学校に入る前に、1日体験に行ってみようと思ったの

です。

 

というわけで報告に移ります。

 

私が行ったのは、東京都千代田区にある日本エディタースクールというところが

やっているものです。JR水道橋駅から徒歩8分くらいです。

 

ネットで校正の学校を検索していてこちらの1日体験教室を見つけました。

 

毎月1回ほど開催されているようです。

 

講義は日曜日の12時から16時20分まで。その間に休憩が20分あります。

(飲食可)

 

最初は12月に申し込んだのですが、わりとぎりぎりだったのでもう埋まってしまい、

キャンセル待ちに入れてもらっていましたがキャンセルは出ず、行けませんでした。

 

しかし学校からすぐに次回開講の案内メールが届きました。

そしてこのメールに名前と参加希望の旨を返信することで受付完了にするとの

通知が。申し込みフォームに名前などいろいろ入力するのも結構大変なので、

ありがたくこのメールに返信して、1月の講座に行けることになりました。

 

受講料はテキスト代こみで9700円。

テキストは「校正記号の使い方 第2版」(500円)。

持っていれば購入不要ですが、私は持っていなかったので購入することに

しました。

 

受講料は事前振り込みか当日持参ですが、当日なにがあるかわからないので、

私は持参しました。

 

当日は少し早く着きすぎてしまったので、すぐ近くのコンビニ(セブンイレブン

の2階にあるイートインコーナーで時間をつぶしました。

(イートインコーナー助かる!)

 

受付で名前を言うと金額を言われ、支払うと講義で使う資料と領収書を渡され

ます。渡された資料1式のなかに教科書もちゃんと入っていました。

 

そのままひとつ下の階の教室に入ります。

廊下には求人一覧が貼りだしてあり、けっこう求人がきていることがわかり

ました。

 

教室は時間にはいっぱいになっていたと思います。(30人くらい)

 

始めに学校の方からトイレの場所や休憩時の飲食についての説明があり、

いよいよ講義開始です。

 

12時から14時までは、本ができるまでのプロセスの説明、校正の目的・校正記号

の説明と原稿引き合わせの実習がありました。

 

私はミーハーなので、本ができるまでの用語を習うだけでもわくわくして楽し

かったです。「ゲラ」とか「校了」とか言葉を知ってはいるけどきちんとは

知らない。。みたいな感じだったので。ここで校正がどの段階でどう関わって

くるのかをざっと理解したあと、校正自体の講義に入ります。

 

最初に「誤字を直す」「脱字を入れる」などの基礎的なやり方をいくつか習った

あと実際に課題プリントを2枚やりました。しばらくやったのち先生が正解を

配り、解説してくれます。

 

最初のうち、私は発見するべきところは全部発見できたので、「楽しい」

「余裕じゃん」という気分でいましたが、このあと後半戦になって集中力が

切れてくると、引き合わせるべき原稿のないゲラの間違いは全く発見できなく

なり、「。。。」「まったくわからん」というふうに変わってゆくのでした

。。。

 

20分の休憩時間。

ずっとトイレを我慢していたのでまずはトイレに直行。

続いて軽食を取りました。自席で飲食可なのが良かったです。

ただし館内に売店はないので、事前に朝コンビニで買ったおにぎりや、家から

持ってきたバナナを食べました。朝は軽く食べたきりでしたが、これで終わるまで

お腹がすくということはありませんでした。

 

後半戦。

先生が最初に「トイレに行きたい人は随時いってください」と言ってくれました。

そのせいか席を立つ人続出。。やっぱりみんな行きたかったんだ。前半もそう

言ってくれたらよかったのに。。と前半さんざん我慢して少々具合悪くなっていた

私は少しだけ恨めしく思いましたが、この件以外は事務も含め全般的に良かった

です。

 

今度はチラシやすでにできあがった本の間違いを原稿なしで発見する

素読み」という作業の実習です。

引き合わせるべき原稿がないので、自力で間違いを発見しなければなりません。

これが結構つらかった。。

 

すでに集中力が切れてきていたので、簡単な送り仮名やきちんと内容を

読めばすぐわかるような表記間違いすらも発見できず、さんざんな結果

でした。

チラシの場合は数字が合っているかとか、内容や表記統一がとれているか

までチェックしなければなりませんが、全然そこまで頭が回らなかった。。

当然あまり面白くありませんでした。

が、周りの人たちは先生にどんどん質問し、いろいろ発見している様子でし

た。すごい。きっと向いているんだろうな。

 

私は以前ほんの少しだけ会社の広報にいて社内報を作ったことがあり、紙面は

その時と似たような感じにも関わらず、全く以前のような面白さを感じられま

せんでした。なんでだろう。。と考えてみると、原因として3つ思い当たりま

した。

 

ひとつは編集部員として取材、ライティング、校正までやっていたので、それら

の全作業が面白かったのと、ふたつめは飽きっぽい性格なので、ずっと同じ作業を

し続けるのに耐えられないから?(1、2時間くらいなら楽しい)と、みっつめは

社内の広報チームで、ほぼ全部知っている人が作った原稿だったから校正も面白か

ったのかな?ということです。

 

ともかくそんなこんなで後半も終わりました。

 

講義後は学校紹介として、先生が実際の仕事の様子をお話ししてくださったり、

事務の方から就職状況などの説明がありました。こちらは自由参加。私は一応

出ました。仕事の様子は、学校の方がインタビュー形式で先生に質問をし、それ

に先生が答えるという形で進みました。

今までの経験からよく出た質問を代表して言ってくださっているようで、考え

つく質問はだいたい網羅されていたと思います。

 

最後にこちらからの質問タイム。

しかしほかの方も同じ感想を持っていたのか、特になにも出ることなく

講座は無事に終了しました。

 

この講座を受けた人は、他の全日制、夜間、土曜、通信などのもっとがっつり

したコースを申し込むと少し割引になるそうです。(7000円ほど)

 

私は最初土曜講座を受けようかなーと考えていましたが、自分の後半のできな

さっぷりでやること自体を考え直してしまったのと、都心に1日行ってきただ

けでものすごく疲労してしまったので、やるとしても通学はなしで、通信かな

~と考え中です。(費用的にも通信は5万以内と安い)

 

仕事としてやるとなると、これが何十ページ、何百ページになるわけで、集中力が

途切れたからといってやめるわけにはいきませんので。。

 

先生も「校正は眠気との戦いです」というようなことをおっしゃっていました。

 

そんなに時間を与えてもらえるわけではなく、たいていがぎりぎりの時間しか

もらえないので、先生がやっている新書や文庫の校正は1日8時間では足らず、

1日12時間労働になるそうです。これにも少しビビってしまいました。。

 

ちなみに業界人である家人は「ずっと校正し続けられるというのも一種の才能な

ので、校正は特殊技能」だと申しておりました。納得。。

 

先生は「ずっと机に座っているのが苦痛な方は向いていません」ともおっしゃって

いました。「人としゃべりたい」という人とか。

机作業は好きな方だと思いますが、接客畑が長く楽しかったので、これには少し

あてはまるかもしれません。机作業と立ち働く仕事が半々ぐらいのバランスだと

体調管理的にも心理的にもちょうど良いのですが、これはまさに今働いている図書館

ですね^^:)

 

 しかしもっと問題なのは、ずっと机に座って下を向いていたら、しばらく無事

だった背骨の痛みがぶり返してきたことです。これはもっとゆゆしき問題。。。

漫画家さんの使うような斜めの作業台とかでなんとかできるかしら。

(そこまで出費する意味あるのか?) 

あと人の書いたものを校正し続けているうちに、やっぱり「私も書きたい」

という気分になってきたというのもあります^^;)

 

そうは言ってもやはり知らなかったことを知れるのは「楽しい」という気分もあり

ます。

図書館のレファレンス(利用者さんの知りたいことを調べる)の仕事が好きなので、

興味ない分野でも知らないことを調べるのは楽しいです。

あとは日本語表記について調べたり、どれが正しいか考えるのも楽しいので、そうい

う面でもやはり向いていると思います。

また、技術できちんと稼げるという魅力はやはり捨てがたいので、受講するかどうかは

もう少し考えたいと思います。(「校正は実力主義の世界です!」とのこと。実力が評

価されれば報酬も上がるそうです。学歴は関係ないそうです。嘱託はみんな同じ報酬で

頭打ちの図書館より、給与体系は全然まともかと。)

 

以上です!